2018年10月19日 更新

「生理痛」や「生理(月経)のトラブル」が心配になったら

「生理(月経)」のトラブルには注意が必要な場合も

生理(医学用語では「月経」)中に起こるトラブルは、下腹部に痛みを感じる「生理痛」が代表的ですが、そのほかにも様々な肉体的・精神的トラブルが起こります。

個人差もありますが、肉体的には、乳房の張りや痛み、便秘、下痢、むくみ、頭痛、眠気、めまいや吐き気などといった症状が見られ、精神的には、気分が落ち込む、イライラする、過食・拒食傾向になる、食欲がなくなるといった症状が見られます。

こういった症状は一時的であることが多いのですが、「痛み」や「生理周期・期間」、「経血の量」などのトラブルについては、注意が必要なものもあります。生理がいつもと違う場合も要注意です。気になるトラブルのポイントを見ていきましょう。また、生理のトラブルに正しく向き合うには、からだの仕組みを理解することが大切です。

生理の仕組みについてはこちらをご覧ください。

生理痛

「生理痛」とは、生理が始まる直前から生理中に起こる痛みの総称です。

生理痛の原因としては、生理直前から生理中の前半まで子宮内膜から分泌される生理活性物質「プロスタグランジン」の過剰分泌のほか、子宮の発達が未熟、肉体的・精神的なストレス、痛みに対する恐怖感などがあげられます。

普段の生活の中でできる、生理痛をやわらげる方法としては、

・お腹と腰をあたためて血行を良くする
・軽い運動やストレッチなどで適度にからだを動かす
・リラックスして心身ともに緩める
・鎮痛薬を服用する
(我慢せずに、早いタイミングで服用するのが効果的)

などがおすすめです。

生理痛の程度には個人差がありますが、出血量が多くて貧血やめまいをともなったり、立てなくなるほどのひどい腹痛や腰痛で日常生活に支障をきたすような場合は、「子宮筋腫」や「子宮内膜症」などの病気の可能性があります。放置しておくと病気発見の遅れにつながる可能性があるので、いつもの生理と違う、生理のたびにだんだんと生理痛がひどくなるような場合は、早めに婦人科を受診し、医師に相談するようにしましょう。

生理周期のトラブル(長い、短い、無月経)

生理開始日から次の開始日までの1サイクルの期間の正常範囲は、25~38日だといわれています。生理周期が39日以上と長く、年間に10回以下しかない場合を「稀発月経(きはつげっけい)」といい、反対に、周期が24日以内と短く、年間に15回以上ある場合を「頻発月経(ひんぱつげっけい)」といいます。

1.生理周期が長い「稀発月経」

生理周期が長い「稀発月経」は、初潮後や閉経が近づいた女性によく見られる現象で、排卵が起こっていれば、生理周期が長くてもそれほど心配はいらないでしょう。ただし、排卵が起こっていなく、生理周期が長くなっている場合は、婦人科の受診をおすすめします。

2.生理周期が短い「頻発月経」

生理周期が短い「頻発月経」は、閉経が近づいた女性によくみられる現象で、貧血がなく、日常生活に問題がなければ治療する必要はありません。ただし、若い女性の場合、卵巣の働きが不十分だったり、子宮筋腫が原因の可能性もあるため、気になる場合は婦人科の受診をおすすめします。

3.生理がこない「無月経」

毎月あるべき生理がないことを「無月経」といいます。
無月経には2種類あり、妊娠・授乳・閉経期を除き、3か月以上生理がない状態を「続発性無月経」といいます。原因としては、ダイエットのし過ぎや拒食・過食症、ストレス、激しい運動などが考えられます。

もう1つは、18歳以上になっても初潮がこないことで、「原発性無月経」といいます。原因は様々ですが、長い間、無月経が続くと正常な状態に戻りにくく、妊娠しづらい状況になりますので、婦人科できちんと診察や治療を受けましょう。

生理周期は健康のバロメーターでもありますので、基礎体温をつけたり、生理日を記録したりして、自分の周期を把握しておくのがおすすめです。

経血量のトラブル(多い、少ない)

1回の生理での、正常な経血量は20~140mLといわれています。経血量が多く、貧血をともなう場合は「過多月経」といい、反対に、経血量が極端に少ない場合は「過少月経」といいます。自分でその量を判断するのはとてもむずかしいものですが、いくつかのポイントがありますので、量が気になる場合はチェックしてみましょう。

1.経血量が多い「過多月経」

以下の項目に1つでも当てはまる場合は要注意です。
「子宮筋腫」や「子宮腺筋症」の疑いがあるほか、経血量が多すぎるために貧血を併発している可能性があるため、婦人科の受診をおすすめします。

□ 経血の中にレバーのような大きなかたまりが混じる
□ 昼でも夜用のナプキンを使う日が3日以上ある
□ 普通のナプキン1枚では1時間もたない
□ 生理の期間が長くなって、10日経っても終わらない
□ 経血量が多すぎて、外出や仕事に支障がある
□ めまいや立ちくらみ、動悸や息切れが頻繁に起こる
□ 毎年の健康診断で、貧血の状態が少しずつ悪化している

2.経血量が少ない「過少月経」

若い女性で、経血量が極端に少なく、1~2日間で生理が終わってしまう場合は注意が必要です。若い女性の場合は「子宮発育不全」や「無排卵」が原因のこともあり、「ホルモン療法」や「排卵誘発」などの治療が必要かもしれません。婦人科の受診をおすすめします。
また、出産後や更年期に、一時的に過少月経と

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