2020年1月30日 更新

不安障害などストレスによる不安神経症状におすすめの漢方薬とは?

不安障害などストレスによる不安神経症状におすすめの漢方薬とは?

すぐ不安にかられる、神経過敏でささいなことが気になる、イライラしやすい、気分がふさぐ、のどに違和感がある……気がつけば、知らぬ間にこんな症状が出ていませんか?ストレスによるココロとカラダの疲れを整えるのは漢方の得意分野。くよくよ悩んで不安が加速する前に、一度漢方薬を試してみませんか?今回はストレスによる不安神経症状によく使われる漢方薬の中から、特によく使われている漢方薬をご紹介します。

不安障害など、ココロを整えるのは漢方薬の得意分野

「漢方は“気の学問”」とよく言われます。昔から“病は気から”と言われるように、「気」は健康にとってとても大きな存在で、「気」のコンディションによってカラダの状態が決まると漢方では考えられています。そのため、漢方では「気」をとても重要視しています。

漢方では、「気」は気持ちや気力の“気”に通じ私たちのココロ、精神のバランスをコントロールしている存在だと考えています。また同時に、「気」は臓器の働きや血流、ホルモンバランスなどカラダのすべての機能をコントロールしている存在でもあると考えられています。

そのためストレスによって気持ちがかき乱され「気」のコンディションが乱れると、イライラする、落ち込む、不安になるといった精神バランスが崩されるだけでなく、同時にカラダの機能も乱れやすくなり、のどの違和感(つかえ感)や、腹痛、胃痛、下痢、動悸、息切れ、発汗、めまい、疲労感などカラダ自体にも不調が生じやすくなると考えられているのです。

不安障害にはココロとカラダ、両方の乱れを整えることが大切

カラダの症状はココロの症状に比べるとストレスと結びつきにくいことが多く、しばしば見過ごされがちです。例えば“のどの違和感”。しかし、ストレスによる症状を想像したときに、のどの違和感をすぐに連想できる人は少ないでしょう。

自覚症状は立派な“カラダのSOSサイン”です。どんなに小さくても見逃してはいけません。大きな病気も最初はささいな症状の積み重ねから始まります。

大きな病気になる前の段階的な症状を漢方では『未病(みびょう)』と呼んでいます。そしてこのような未病にいち早く気づき、しっかり改善することで、カラダを健康な状態へ導き、大きな病気を未然に防ぐことを最善と考えています。

あなたの不安障害の症状にピッタリ合うものを選ぼう!

漢方薬にはココロとカラダの両方を同時に整えてくれる処方がたくさんあります。これも漢方の特徴であり、大きな魅力です。あなたの症状や体質にピッタリ合った処方を選ぶことが、改善の近道。ぜひお近くの専門家(専門医、薬剤師)に相談してみましょう。

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お近くの漢方医が探せるほか、漢方専門の先生もご紹介します。

漢方ナビ

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≪ストレス性の症状によく使う漢方処方≫
・半夏厚朴湯・桂枝加竜骨牡蛎湯・柴胡加竜骨牡蛎湯・抑肝散加陳皮半夏・加味逍遙散・加味帰脾湯・四逆散・柴胡桂枝湯・柴胡桂枝乾姜湯・柴朴湯など

不安障害に特におすすめの漢方薬2選

この中から代表的な2つの処方をピックアップして詳しくご紹介します。

ストレスによるのどの違和感を感じたら「半夏厚朴湯」がおすすめ!

のどに何か物がつかえたような違和感があるけど、咳ばらいをしても、唾をのんでも、水を飲んでも、物を食べても、何をやっても解消されない!こんな症状があったら「のどの病気なのでは!?」と不安になられる方も多いようです。

漢方では昔からストレスによる気の乱れが原因で起こる代表的な症状だと考えられていて、梅の種がひっかかったような感じがすることから“梅核気(ばいかくき)”と呼ばれています。最近では西洋医学でも“咽頭喉異常感症”と呼ばれ、だいぶ認知されるようになりました。

このストレスによるのどの違和感に昔からよく使われてきた漢方薬が「半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)」です。

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ストレスがあり、のどの違和感がある方におすすめの漢方薬

半夏厚朴湯- 漢方セラピー

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半夏厚朴湯は、ストレスにより滞った気の巡りを整え、溜まった不要な気を発散することで、気分がふさぐ、ささいな事で不安にかられるなどといった不安神経症など、ココロの症状の改善が期待できると同時に、のどのつかえ感や咳、神経性胃炎などによる吐き気など、カラダの症状の改善が期待できます。

また、そのほかにも、妊娠中のつわりや咳、しわがれ声などにも効果があり、幅広い症状に応用できる処方です。

緊張しやすい、ささいな事が気になる、疲れやすい症状には「桂枝加竜骨牡蛎湯」がおすすめ!

ささいなことが気になって落ち着かない、極度に緊張しやすく、緊張すると汗が出る、ストレスを感じやすく、神経質でそわそわしてしまう・・・これでは神経がすり減って、どんどん疲れてしまいますよね。

ココロが弱るとカラダも弱りますが、逆もしかり。カラダが疲れると気力やヤル気が出ないように、カラダが弱るとココロも弱りやすくなります。もともと体力がなく、カラダが弱い虚弱体質の人は、健康な人に比べ、ココロが弱りやすくストレスに弱い傾向があると漢方では考えられています。

カラダを整え強くすることで、ココロも安定させ強くする。そんなときにおすすめの漢方薬が「桂枝加竜骨牡蛎湯(けいしかりゅうこつぼれいとう)」です。

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不眠やイライラでストレスを感じやすい方におすすめ漢方薬

桂枝加竜骨牡蛎湯- 漢方セラピー

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桂枝加竜骨牡蛎湯はカラダの基本である「気」「血」のバランスを整えることで、安定したカラダの基礎を固め、ココロも安定させると言われています。
体力がなく疲れやすい虚弱体質の人におすすめで、神経過敏、興奮しやすい、神経質などのココロの症状だけでなく、眠りが浅い、夢をよく見るなどの不眠症状や眼精疲労などカラダの症状にも処方されます。子どもの夜泣きや夜尿症にもよく使われている処方のひとつで老若男女を問わず幅広く使える漢方薬です。


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